【恐怖の夜勤】看護師のみが知る、夜の病院の実態

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先日は贅沢にも昼から一人焼肉をしました。

焼肉、ヤキニク、YAKINIKU。

YAKIN、IKU、、。
夜勤行く、、、。

そう、今日は、病院で働く看護師のみが知る、夜勤の実態をみなさまにお教えしたいと思います。

看護師の勤務形態って?

まず、病院の看護師の業務形態について大まかに説明します。
2交代制の病院では日勤・夜勤に分かれ、
3交代制の病院では、日勤・準夜・深夜に分かれます。

日勤看護師・・・9時頃~17時ころまでの勤務。日中のケアや医療行為を行う。手術出しなどのイベントがあるのが特徴。

夜勤看護師・・・2交代制病院では17時頃~翌朝9時ころまでの勤務。

詳しくはこちらのサイトにわかりやすくまとめてありました。

夜勤という名の戦場

看護師と聞いて思い浮かぶイメージの中に「白衣の天使」「注射」「医者との不倫」などいろいろありますが、「不規則勤務」「夜勤」などのイメージをする人も少なくはないでしょう。

夜勤。それは16時間にわたる戦争なのです。

まず、日勤では10人近くいるスタッフの人数が半分以下になります。単純に日勤の倍以上の人数の患者を担当するのです。

日によっては術後×3、人工呼吸器×1、経管栄養×3、セクハラおじい×1など最強のカードをそろえてくる場合もあります。

必死の思いで十数人の患者の情報(疾患名、入院経過、医師からの指示)収集をし、挨拶周りと検温を行います。
挨拶のために患者の元を訪れた時点ですでに点滴を自己抜去し、病室が血まみれの火曜サスペンス劇場のようになっているなんてことも日常茶飯事です。
認知症の患者さんや、一時的にせん妄を起こしている患者さんはたびたびこのような行動をとられます。
ちなみにせん妄とは以下の状態を指します。

せん妄とは、時間や場所が急にわからなくなる見当識障害から始まる場合が多く、注意力や思考力が低下して様々な症状を引き起こします。通常は継続しても数日間ですが、まれに数ヵ月間続く場合もあり、的確な処置が行えないと昏睡や死に至ることもあります。1日の中でも症状の強弱があり、夕方に悪化する傾向がみられます。

健康長寿ネットより


夕飯の配膳をし、食事介助をし、内服薬を配り、おむつ交換をし、消灯するまでは、何かに時間を吸い取られているのではないかと疑ってしまうほどあっという間です。

予想できないナースコールに対応しながら、定時の点滴や内服薬の投与をこなしていきます。一時も気を抜くことはできません。

消灯後、本当の夜勤が始まる

あわただしく業務をこなしているうちに、あっという間に消灯時間が来ます。
病室を1つ1つまわり、「電気消しますね~」と声掛けをします。

患者さんは寝てるんだから、夜は暇なんじゃないの?

ノーノーそんなわけはありません。

夜間も患者の安全確認などのために2時間おきに全ベッドを巡視します。

よく合コンで「夜の病院ってお化けとか怖くないの?ウへウへ」と阿呆な男に聞かれることはあるが、全くの愚問です。

実際、お化けなんかより、生きている人間の方がよほど怖いのです。

例えば、巡視の際、尿道の管を自己抜去し、それを握りしめながら全裸でベッドの上に立っていたり、ベッドから廊下に移動し布団を敷いて寝ていたり、とても普通では想像できないようなことが起こります。

心電図の不整脈アラームが鳴り、部屋に行くと体をボリボリ掻いていただけでほっとしたり、
逆に本当に意識を消失しており心臓マッサージをしたり、、、
気の抜ける時間など全くありません。

高齢の方々の朝は早く、4時ごろに「おはよう^^」とナースステーションにやってくる方もおられます。

いよいよ夜明け、、、

lady in beach silhouette during daytime photography
Photo by Jill Wellington on Pexels.com

そんなこんなであっという間に朝が来ます。
当直室でこっそり医者と情事を、、、なんていうことはありえません。
そんな暇があるのであれば少しでも寝たいというのが現実です。

朝になると採血に廻る。「チクットシマスヨ~」と血も涙もない採血ロボットへと変身し、蚊のごとく患者の血液を回収します。

起床時間になり病棟・病室の点灯を行い、起床時間が来たとアナウンスします。夜が明けたことに喜びを感じる瞬間でもあります。

それ以後は朝の検温、ケア、配膳、内服の配薬とノンストップです。

日勤に申し送りを終えるとようやく着席し、ともに一晩を過ごした戦友たち(夜勤メンバー)とともにおかしなテンションで、カルテの仕上げを行います。息絶え、机に突っ伏し寝息をかいている者もいます。

そして解放の時


16時間の戦争を終え、ようやく娑婆に出ます。太陽の光に目が痛くなり、まともに開けることもできません。しかし、その閉じた瞼に強い光を受け、自分の血潮を感じることで、ようやく夜勤が終わったことを実感するのです。

刑務官のように「もう戻ってくるなよ」とは病院は言ってくれません。
ボロボロになった身体に鞭を打ってなんとか家にたどり着き、判断力の鈍った頭でAmazonで高額の商品を購入するまでが夜勤なのです。

「家に着くまでが遠足ですよ~^^♪」

幼稚園の先生の優しい声を思い出し、私は眠りにつきます。



他にも看護師関連の記事を投稿していますので、よろしければご覧ください💖

One thought on “【恐怖の夜勤】看護師のみが知る、夜の病院の実態

  1. Gal Jerman says:

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